こんにちは。ハピネコ(@happyneconyc)です。
コロナウィルスによる外出禁止令も16日目になり、それより10日前から自主的に#stayhomeしていたので、かなり慣れてきたところです。
私たち夫婦にとって1番辛いのは、レストランに行けないこと。デリバリーやテイクアウトしかできない今の状況になって初めて、レストランでの食事は味だけはなく、雰囲気、お店の人とのやりとり、メニューから選ぶワクワク感などを総合したアミューズメントだったのだと痛感しています。
私は食に関する映画やドラマ、ドキュメンタリーを見るのが昔から好きで、人が食べて「美味しい〜!」というリアクションする姿をみると、とても幸せな気分になります。
この記事では#stayhomeをしている皆さんも自然と笑顔になる、食べ物に関連したオススメの映画やドラマなどをいくつかご紹介します。
基本的にアメリカのNetflixで観られるものを選んでいます(一部NetflixにもAmazon Primeにもないものがあります。)。日本で観れないものがあったらゴメンなさい。
Contents
Somebody Feed Phil (Netflix)
こちらはフィル・ローセンタールが世界中のグルメを堪能するドキュメンタリー。フィルはアメリカで人気だったコメディショー「Everybody Loves Raymond」のライター&プロデューサー。日本のタイトルは「腹ぺこフィルのグルメ旅」だそうです。カワイイですね。
2シーズン・全10エピソードで、ケープタウン、テルアビブ、ダブリンなど、あまり馴染みのなかった国やニューヨークなどのメジャーな場所のエピソードもあります。
食べ物はその国の文化を強く打ち出しているので、旅行好きな人や海外好きな人にはもってこいのドキュメンタリーです。
そしてとにかく食べたあとのフィルのリアクションがとてもいい!ほんとうに美味しそうに、楽しそうに食べているので、このドキュメンタリーも”Feel-Good”のジャンルに入っています。
続編を待ちわびていたのですが、アメリカのNetflixでは2020年5月29日にシーズン3がスタート予定です!
I’ll Have What Phil’s Having
こちらは上で紹介した「Somebody Feed Phil」の前身となったドキュメンタリー。基本的に同じようにフィルが世界の美味しいものを食べに行きます。少し前まではアメリカのNetflixで観れたのですが、今は残念ながら見当たりません。
全6エピソードで、東京、香港、フィレンツェ、パリ、バルセロナ、ロサンゼルスと世界でもメジャーな街に行きます。
東京ではデーブ・スペクターが案内役として、フィルを新宿の思い出横丁などに連れて行きます。デーブ・スペクターが英語を話しているのが新鮮でしたw。
SALT FAT ACID HEAT (Netflix)
こちらも上述したフィルの番組のようなフード・ドキュメンタリー。全4エピソードと少なめです。番組ホストのサミン・ノスラットが書いた同タイトルの本は料理本としては珍しいベストセラーとなっています。
地産地消の提唱者として有名なアリス・ウォーターズが経営するレストラン、シェパニーズでシェフとして働いていたサミンが、料理に必須な4つの要素をさらに探究するために様々な国へ行き、地元の人たちと食事を作ったり食べたりすることで、文化に根付いた調味料や料理を体験します。
第2エピソードの「Salt」でサミンは日本にも行き、様々な種類の藻塩や伝統的な製法で作られる醤油や味噌を体験します。最近アメリカでもよく耳にするようになった「UMAMI 旨味」は第5の要素だとも言っていましたね。
サミンが豪快に笑う姿や、美味しそうに食べる姿が本当に気持ちいい!美味しそうな料理だけでなく、それぞれの国でサミンが出会う人々やサミンの人懐っこい笑顔とキャラクターにもとても癒される番組です。
Julie & Julia (Netflix)
アメリカでは有名な料理家、ジュリア・チャイルドと、そのレシピを毎日作りブログにアップしたジュリー・パウエル。実話をベースにした映画です。
1940年代、夫の政府関係の仕事のためフランスなどに住み、食べることが大好きなジュリアは、料理の名門ル・コンドブルーで学び、料理をすることに目覚めます。幾度も壁に当たりながら、友人たちとアメリカ人のためのフランス料理のレシピ本 “Mastering the Art of French Cooking” を出版。今でも有名な本となっています。
2002年、911後のNY。パッとしない毎日の中で、”Mastering the Art of French Cooking”の500種類以上にもなるレシピを毎日作ってブログに載せる決意をしたジュリー。初めはなんの反応もなかったブログに徐々にファンがつきはじめ、New York Timeに掲載されるまでに。
二人とも「自分の人生には価値があるのか?」と考え始めた時に、料理と出会い、人生が明るく切り開いていきます。美味しそうな料理の映像だけでなく、料理を作る楽しさ、続ける難しさ、それでもただだらだらと流されるのではなく、しっかりと目標を定めて進んでいく姿に勇気づけられる映画です。
Chef
この映画はかなり有名なので観たことがある方も多いと思います。監督兼主演のジョン・ファブロウはこの映画の後に、Chef Showという料理ドキュメンタリーを持っています。
雇われのトップシェフだったカールは、オーナーに啖呵を切ってレストランを辞めてしまいます。その後元妻と子供と共にフロリダに行き、キューバン・サンドイッチのフード・トラックを始めることを決意。SNSが得意な息子の助けもあり、フロリダから始まったフード・トラックは大人気となり、カリフォルニアまで販売しながら帰路につきます。
メインのキューバン・サンドイッチはもちろん、カールがガールフレンドに作るアーリオ・オーリオ、息子に作るグリルドチーズ・サンドイッチ、旅の途中のニューオリンズで登場するお菓子のベニエ、バーベキュー・ミートなどが本当に美味しそう!
ラテン系の音楽の楽しさもあって、観ていて自然と笑顔になってしまう映画です。
It’s Complicated
日本のタイトルは「恋するベーカリー」ですね。ストーリーの大筋はロマンスですが、所々でてくる食べ物が魅力的!
ベーカリーを経営するジェーン。離婚後に3人の子どもたちも成長し、経営も順調。ある日ひょんなことから再婚済みの元夫と深い関係に。自宅の改装を依頼した建築家ともいい感じに関係が進み、ジェーンをとりまく男性関係がcomplicate(複雑)になっていきます。
ベイカーであるジェーンが閉店後の店内で、建築士のアダムとデートをしているシーン。一緒にチョコレート・クロワッサンを作ります。そのクロワッサンがおいしそうでおいしそうで・・・
特にジェーンが元夫のジェイクに作るクロック・ムッシュは「It’s Complicated Croque Monsieur」で検索すると、いろいろな人が作ってネットにアップしているほど、美味しそうな見た目が印象的でした。
Kantaro Sweet Tooth Salaryman / さぼリーマン甘太郎 (Netflix)
日本では深夜にやっていたようですね。私はこのドラマで主演の尾上松也の演技を初めてみたのですが、一気にファンになりましたw。「さぼリーマン」のタイトルがうまいこと英訳されてないのが残念ですね。英語じゃ難しいですよね。
SEだった甘太郎は仕事中にサボって甘味を味わうために出版社の営業に転職。仕事をきちっと終わらせて甘味を思う存分堪能しています。
甘太郎が甘味を味わっているシーンがなんとも不思議で、アメリカ人の友人にこのドラマを勧めたら「不思議すぎてちょっと・・・」と言われてしまいましたw。
甘いもの好きでギャグ漫画が好きな方なら大笑いできること間違い無しなドラマです。
Mid Night Diner – Tokyo Stories / 深夜食堂 (Netflix)
これはみなさんご存知なドラマですよね。新宿ゴールデン街にある、好きなものを注文できる「めしや」とそこに来るお客さんたちの物語。食べ物を軸として、お客さんの人生にマスターが優しく一石を投じる人生ドラマが人気ですね。
私の周りの日本人以外の間でも人気があるドラマです。みんな聞くのは「めしやは本当にあるの?!」「あれはドキュメンタリーなの?」でした。残念ながら架空の物語ですが、実際にありそうなくらいストーリーもリアルですものね。
私がめしやの常連だったら、豚汁定食ジャンボか唐揚げ定食を注文したいです。ニューヨークでは美味しい唐揚げに出会ったことないですから・・・(泣)。ふくのからがニューヨークにできたら死ぬほど嬉しい。
まだ観てないけど、面白そうな映画&ドラマ
観てないのに載せるなって感じですが、忘備録&私のようなご飯映画好きな人へのリマインダーとして、下の3つを載せます。観たことあるよ!という方はぜひ、コメントなど残していただけると嬉しいです。
南フランスでレストランを営むマダム・マロリーの向かいに、インドからの移民家族がインディアンレストランを開店。賑やかなインディアンレストランと落ち着いたフレンチレストランという相容れない両者は反発。しかしインディアン料理を口にしたマダムは考えを変え、自分の店のレシピを教えるまでになる。
ガンのために余命幾ばくもないシングルマザーとその娘の家に、食事を作るために雇われたチャーチ。チャーチの作る食事を通じて家族の絆が深まっていきます。
ニュージャージーでイタリアンレストランを営むイタリア移民の兄弟のストーリー。祖国の味を守り、アメリカ人好みの味に変えることを拒むシェフの兄と、味を変え繁盛している他のイタリアレストランにヘルプを求める弟。ある夜のパーティーが兄弟の運命を握ることに。
個人的に上写真右のトニー・シャローブが主演していた刑事ドラマ「Monk」が大好きなのもあって気になっています。
まとめ
長くなってしまいました!読んで下さってありがとうございました。
「食べる」という行為を自分がしているわけでなくても、映画や映像でみてるだけでも幸せな気分になれるという、なんともハードルの低い幸せの感じ方ですが、#stayhomeの状況でなくてもかなりオススメです。
ほかにももっと面白いご飯系映画ありますよ!という方はコメントやツイッター、コンタクトからメッセージをいただければ嬉しいです。
では#stayhome、引き続き頑張りましょう!